── 判断の背景として
この記事は、手作り結婚指輪が既製品と比べて、少しだけ価格を抑えた設定になっている理由について、「自分たちで作るから安い」という誤解も含めて、その判断の背景を整理したものです。
「安いから不安」という感覚について
結婚指輪を探していると、
手作り結婚指輪の価格を見て、
次のような不安を感じる人がいます。
・少し安い気がする
・安いということは、安物なのではないか
・自分たちで作る分、手を抜かれているのではないか
結婚指輪は、一生身につけるものです。
そのため、価格が低く見えたときに
「理由が分からない安さ」は、不安として立ち上がりやすくなります。
「自分たちで作るから安い」わけではない
まず、明確にしておきたい前提があります。
手作り結婚指輪が少し価格を抑えられているのは、
自分たちで作っているからではありません。
制作の現場では、
・デザインの相談
・工程ごとの説明
・作業中のサポート
・判断のフォロー
これらが、制作時間を通して継続的に発生します。
完成品を一方的に制作する場合と比べても、
関与する時間や密度が下がっているわけではありません。
「自分たちで作る=人件費がかかっていない」
という構造ではありません。
違いが出ているのは、品質ではなく「構造」
同じプラチナ、同じ18金、
同じボリュームの指輪であれば、
素材そのものの価値に大きな差はありません。
価格に違いが出ている要因は、
品質や完成度ではなく、
提供の構造にあります。
中間マージンが存在しないという構造
百貨店や大手ブランドを通す場合、
指輪の価格には次のような要素が含まれます。
・ブランド管理費
・百貨店のマージン
・大規模な広告費
・流通を前提としたコスト
一方で、
手作り結婚指輪のアトリエでは、
・制作
・サポート
・販売
が、ひとつの場所で完結します。
つまり、
直に提供している構造です。
この構造の違いによって、
同じ素材・同じボリュームでも、
価格を一定程度抑えることが可能になります。
「安い」のではなく、「余計なものが含まれていない」
手作り結婚指輪の価格は、
安くしているというよりも、
価格に余計な要素をできるだけ含めていない
という状態に近いと考えています。
・ブランドイメージ維持のためのコスト
・大量露出を前提とした広告費
・流通を前提にした価格設計
これらを前提とせず、
体験と制作そのものに
価値が集約される構造になっています。
手作りという体験そのものが、価値として成立している
手作り結婚指輪は、
・自分たちで手を動かす
・時間を共有する
・思い出が残る
という体験自体に、
独立した価値があります。
そのため、
大規模なブランド広告に依存しなくても、
体験そのものが選択理由として成立します。
この点も、
価格を過度に引き上げる必要がない理由のひとつです。
「安いから選ぶ」ことを前提にしていない
価格が少し抑えられていることで、
「安いからこれを選んだ」と
受け取られることを不安に思う人もいます。
しかし、この価格は
安さを理由に選ばせるためのものではありません。
・なぜこの価格なのか
・どこにコストがかかっているのか
・どこに価値を置いているのか
それらが理解されたうえで、
納得して選ばれることを前提に設計しています。
判断の背景としての結論
手作り結婚指輪が
既製品より少し価格を抑えられている理由は、
・自分たちで作っているからではなく
・中間マージンが存在せず
・直に提供する構造だから
という点にあります。
価格が抑えられているのは、
品質を下げたからでも、
工程を省いたからでもありません。
構造が異なるだけです。
この判断の背景を理解したうえで、
選択してもらえることを意図しています。

