手作り結婚指輪が人気な理由──AI時代に選ばれる“体験型サービス”の価値

🕊️執筆者 サノ アカリ  福岡情報・フリーライター

手作りした結婚指輪を見せ合うカップル

AIがどんどん進化し、写真も文章もボタンひとつで生み出せる時代。
そんな中で、「自分の手で作る」体験が、改めて注目されています。
その代表とも言えるのが、手作り結婚指輪。

福岡でもこの数年、アトリエで自分たちで作るスタイルを選ぶカップルが増えています。

なぜ今、手作りのような“アナログな時間”が支持されているのでしょうか。

その背景には、AI時代だからこそ見直されている“人の温度”がありました。

■ AIでは再現できない「感じる体験」

AIが導き出すのは、最短で、効率的で、間違いのない“答え”。
でも、私たちが記憶に残すのは“答え”よりも“過程”なんですよね。
たとえば、サウナで心をととのえる時間。
陶芸で土をこねる感触。

コーヒー豆を焙煎しながら漂う香ばしい匂い。
どれも「完成品」よりも「その途中」にこそ価値がある体験です。
思考を止め、感覚で生きる時間が、デジタル時代の“贅沢”になっているのかもしれません。

■ 手作り結婚指輪という「ふたりのセレモニー」

手作り結婚指輪もまた、“作る時間”そのものが大切な体験。
金属のひんやりした感触、バーナーの熱、金槌の音。
その一つひとつが、ふたりの記憶として残ります。

デコレイトミーアトリエでは、

福岡・薬院の落ち着いた空間で1日1組限定の制作体験を行っています。
香りを選び、ドリンクを飲みながら、職人がマンツーマンでサポート。

結婚指輪を“買う”ではなく、“一緒に作る”。
そんな体験を通して、指輪は「物」から「思い出」へと変わっていきます。

■ 私が思うこと

AIが進化して、誰でも何かを作れる時代になりました。
でも、“作った”と感じられる瞬間って、
やっぱり手で、心で、誰かと一緒に形を作ったときなんだと思います。

結婚指輪って、ただの形じゃなくて、
そのとき感じた空気や笑い声、

小さな気持ちのやり取りがすべて詰まっている。
完璧じゃなくても、少し歪んでいても、
「これも私たちらしいね」って笑えること。

その時間こそが、ふたりにとっての宝物になるはずです。
AIの時代にこそ、

“感じながら作る”という体験の価値は、
もっと大きくなっていくと思います。

🕊️執筆者プロフィール

profile サノ アカリ
フリーライター/元ブライダルプランナー。福岡を拠点に、ブライダル・飲食・企業のブログ記事を執筆。ここでは結婚準備に役立つ情報を、現場経験をもとにお伝えしています。note も気ままに書いています 

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この記事関連のQ&A

AIで作るジュエリーデザインと、手作り結婚指輪はどう違うの?

デジタルでのデザインは効率的で美しい形を導き出しますが、「自分たちで作った」という実感や思い出までは再現できません。手作り結婚指輪では、素材の感触や作業の音、仕上がっていく過程をふたりで体感できることが一番の違いです。

不器用でも本当に綺麗に作れますか?

大丈夫です。デコレイトミーアトリエでは、職人が最初から最後までマンツーマンでサポートします。難しい工程は一緒に行い、仕上げの調整もプロがサポートするので、初めてでも安心して挑戦できます。

どんな雰囲気で作るんですか?

福岡・薬院の落ち着いたアトリエで、1日1組限定のプライベート空間です。アロマの香りを選んでリラックスしたり、ドリンクを飲みながらゆっくり作業を楽しめます。撮影サービスもあるので、思い出もしっかり残せます。

AIが発展しても、“手作り”の価値は残ると思いますか?

はい。むしろAI時代だからこそ、「自分の手で作る時間」に特別な意味が生まれています。誰かと一緒に作る体験や、その瞬間に感じた気持ちはAIでは再現できない、人だけの宝物です。