結婚指輪のデザインで迷ったときの選び方と特別な一日

先日ご来店いただいたお客様は、最初のデザイン選びからとても迷われていました。

結婚指輪作りには大きく分けて2つの方法があります。
ひとつは メタルワーク(鍛造)コース。地金から叩き出して形を作っていく方法で、トンカチやバーナーを使った本格的な作業が体験できます。
もうひとつは ワックスワーク(鋳造)コース。やわらかいワックスを削って形を作り、その型をもとに鋳造して仕上げる方法で、繊細なデザインや立体的な表現が可能です。

つまり、メタルワークでしか作れないデザインもあれば、ワックスワークでしか叶わないデザインもあります。
今回のお客様も「デザインで選ぶべきか、作業の楽しさで選ぶべきか…」とすごく悩まれていました。

でも最終的には、 「やっぱりトンカチを使った体験がしてみたい!」 という気持ちが勝って、メタルワーク(鍛造)を選ばれました。

結婚指輪作りは「デザインで決める」方も多いですが、もし迷ったときには「どんな制作体験をしたいか」で決めるのもおすすめです。
トンカチで叩いたり、バーナーで熱したり──作業そのものが思い出になり、
指輪に込められるストーリーもぐっと深まります。

デコレイトミーアトリエで作業前のエプロンを選ぶ


最終的にメタルワークを選んだあとは、いよいよ作業の準備。
まずはエプロンを選んでいただきました。
普段なかなか着ることのないエプロン姿に「似合ってる?(笑)」と笑い合いながら、楽しそうに写真撮影。
こういう準備のひとときも、思い出のワンシーンです。

トンカチを使って結婚指輪を制作

そしていよいよトンカチの出番。
「よし、いよいよ叩いていきましょう!」と職人の合図に、少し緊張した表情で一打ち目。
カン、カン、と金属を叩く音がアトリエに響くと、少しずつ形が変わっていくのが目に見えてわかります。
最初は不安そうだったお客様も、だんだん楽しくなってきて「おぉ〜!ちゃんと丸くなってきた!」と笑顔がこぼれる瞬間がありました。

手作り結婚指輪を真剣に作るカップル
完成した結婚指輪を眺める

そして後日談。
今回の体験がとても楽しかったようで、おふたりは「他にもものづくり体験ってないかな?」と調べ始めているとのこと。
陶芸やキャンドル作りなど、新しいチャレンジにわくわくしているお話を聞いて、私たちもとても嬉しくなりました。
結婚指輪作りをきっかけに、“ものづくりの楽しさ”が広がっていくのは本当に素敵です。

今回は素敵なお時間をご一緒できて、ありがとうございました。
これから先も、おふたりの人生にたくさんの体験の思い出が重なっていきますように。
またいつでもアトリエに遊びに来てくださいね。

女性はK18YGのマリッジリング
男性はプラチナリング


そしてなんと、結婚指輪の制作体験をした記念の日は
偶然にも男性のお客様のお誕生日。
指輪作りと誕生日のお祝いが重なった、まさに記念日づくしの一日でした。
そんな特別な日にご一緒できたことを、とても嬉しく思います。



この記事関連のQ&A

Decorate Meで手作り結婚指輪を選んだ理由は何ですか?

今回のお客様は「サイトでいろいろ見比べたけれど、店内の写真の雰囲気が気に入ったから」とおっしゃっていました。
やっぱり大切な結婚指輪を作るなら、自分たちが“好きだな”と思える空間で制作したいですよね。
落ち着いた雰囲気のアトリエで、安心して体験できることも、Decorate Meを選んでいただける理由のひとつです。

メタルワークコースとワックスワークコースはどう違うんですか?

まずでリングのデザインで制作方法が異なります。メタルワーク(鍛造)コースは、地金から直接叩き出して形を作る方法で、トンカチやバーナーを使った本格的な作業を体験できます。
一方、ワックスワーク(鋳造)コースは、やわらかいワックスを削ってデザインを作り、その型をもとに鋳造する方法です。繊細で立体的なデザインも可能です。

どちらの方法を選べばいいか迷ったらどうしたらいいですか?

デザインが決まっていればどちら制作コースが良いか職人が判断します。
デザインで決めるのもおすすめですが、「どんな作業を体験したいか」で選ぶのも良い方法です。実際に今回のお客様も、最初はデザインで迷っていましたが「トンカチを使ってみたい!」という気持ちでメタルワークコースを選ばれました。